さて、時間は相変わらずないのだが。
「表現の匿名性のために、存在の匿名性を人質にするようなもの」
と高木氏は述べ、「表現の匿名性」と「存在の匿名性」を区別することを重視し、そして前者をおとしめる。しかし、そもそも東浩紀氏が「存在の匿名性」について言及した文脈をみれば、なんとも酷い。
CPSRとは、「Computer Professional for Social Responsibility」すなわち「社会的責任を考えるコンピュータ専門家の会」だという。CPSR本部の活動の内容やこれまでの歴史を詳しく知らないのだが、名前から感じられるところからは、(非限定的自由を優先するといった価値判断を含まずに)コンピュータ専門家として社会的責任の観点から、非専門家の気付かない部分の情報を提供していく団体のように私には見える。というか、そのように期待している。
( ゜Д゜)ポカーン
1998年ごろあったジョーク団体の「日本イソターネット協会」で、崎山氏が協会の名前を使って講演したり書いたりしはじめて主宰者が困りだしたときに、聞き分けのないことを言って場が凍ったときに、「いい加減にしろ」という趣旨のことを言って一喝した
などと高木氏は述べているのだが、さて全く記憶にない。
信頼ゲームにおける勝ち残り戦略として、利害をある程度共有していそうだと判断する人物へのささいなことでの批判は差し控える、という曖昧な態度はやはり誤りであったという態度表明、という意味での決別を行ったからには今後は徹底した態度をとりたい。
さて、やはりろくでもない。
さて。Dryad氏が述べる対立軸は、正しい状況理解だ。そして、その対立は、「悪い匿名があるか」ではなくて、「良い匿名があるか」という軸だ。悪用があるのは当り前。
トレース不能な匿名性の有用性への支持は、西欧圏である程度見られるものが、日本というローカルな文脈に置かれると、なぜか非常に少なくなる。しかも「実名による匿名擁護」になるとなおさらだ。この差異はやはり気になる。
以前からやっている、警察庁の通信傍受用仮メールボックスについての情報公開請求に関連して、開示文書の記述についてメーリングリストでちょっとネタふりしてみたところ、ネットエージェント株式会社社長の杉浦隆幸さんから
著作権を譲渡したり、公衆配信可能化権を許諾した覚えはないのですが。
との苦情を頂きました。そこで、開示文書の公開は一時停止しました。
でもこれって、通信傍受用仮メールボックスの実装がPacketBlackHoleに基づくものだということを自らお認めになったに等しいんですよ!ありがとう、ネットエージェントさん、杉浦さん!推測はしていても確証はなかったんですよ。
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