コンピュータ技術者のためのガイドライン: すでにある!

2004/09/16

Permalink 23:52:44, 著者: Nobuo Sakiyama Email , 530 回閲覧   Japanese (JP)
カテゴリ: コンピュータとインターネット, 政治, 情報社会

コンピュータ技術者のためのガイドライン: すでにある!

最近、コンピュータ技術者も社会的責任をはたすべくガイドラインを用意してそれに従って行動すべきだ、という声が高まりつつある。これは、Computer Professionals for Social Responsibility(CPSR)会員である私としては、非常に喜ばしい傾向だと思う。

さて、ではそのガイドラインとはいかなるものであるべきであろうか?実は、非常によい、基本指針となる文書がすでに存在している。それは、Eric S. Raymondによる
"On Socially Responsible Programming"という文章だ。これは、CPSRのノーバート・ウィナー賞の受賞スピーチとして用意されたものだ(スピーチ自体はRaymondは受賞式に出席できず代読された)。これは、非常に都合がよいことに、yomoyomo さんによって、
「社会的責任をもったプログラミングについて」として日本語に訳されている。

この文章自体は、たしかにyomoyomoさんが冒頭に注釈するように、Raymondのリバータリアンとしての信条が反映されているし、また、彼はアメリカ合州国の市民としてアメリカ合州国憲法の修正条項を参照する形で述べている。しかし、この文章で述べている中核的な内容というものは、リバータリアンに限定されず市民社会のなかで生きるコンピュータ技術者としてとるべき立場を極めて簡潔に記した素晴らしい文章だと思う。

日本の社会に生きるコンピュータ技術者のみなさん、ともに歩みましょう!

追記: yomoyomoさんの日本語訳のURLをサイト移転に伴い変更(9月25日)。

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コメント, トラックバック, ピンバック:

コメント:   [訪問者]
正直、何が素晴らしいのか解らないです。

崎山さんの主張は希少価値があるから、そのエッセンスを理解したいと思うのです。でも、いつも他人の文章を参照するだけで終わるか、対抗する人を駄目な人だと言うばかりです。

ご自身の言葉で説得的な主張をしてみてはいかがでしょうか。希少なのですから勿体無いです。
Permalink永続的リンク 2004/09/17 @ 05:40
崎山伸夫のBlog - コンピュータ技術者のためのガイドライン すでにある!
また、崎山様がコメントしてる。 ぴろこ様と15日と16日のコメント欄で大激論w( ▼o▼ )w オオォォ!!http://d.hatena.ne.jp/sarasa/comment?date=2004 ...
Permalink永続的リンク 2004/09/17 @ 09:12
コメント: ruriha [訪問者]
「いかなる社会的責任を持ったプログラマーでも、銃器の規制、許可制、禁止、押収につながるいかなる政府の計画を手助けするのに自らの技術を使うべきではありません」

「それは投票の自由と、もし投票が機能しないなら、市民が武器を取る権利を守ることです」

「視野狭窄を起こした偏狭な自由」の追求が何を意味するのか、が良くわかる文章だ。

http://www.mhatta.org/idiotarian/idiotarian.ja.html

とかと並べて読んでみるとこいつがマジだってわかる。

「市民社会のなかで生きるコンピュータ技術者としてとるべき立場を極めて簡潔に記した」

は?
Permalink永続的リンク 2004/09/22 @ 00:48
コメント: YAMANE, Shinji [訪問者]
あのー,これはもちろん「釣り」ですよね?
最近となえられる社会的責任とか専門家倫理というのは,これまで
そんなことを考えたこともなかった人達が,
CPSRが声をあげた時のSDI問題とかリスク問題における社会的責任論の
議論をなかったことにして使われているスローガンなわけで.

たとえばいえば援助交際の自己責任論と在イラクNGOの自己責任論ぐらい違う.

ESRはそういう社会責任論の流行を揶揄してさらに俺様流の社会責任論を
ぶってるわけだが,それをもってきてさらに問題を拡大させるよりは,
社会的責任が唱えられはじめたそもそも原点を示せばすむ話ではないかと.

Permalink永続的リンク 2004/09/25 @ 01:32
コメント: 崎山 [訪問者]
「釣り」の要素が強いことは否定しませんが、ESRをもってくることが間違いだとは思いませんよ。
Permalink永続的リンク 2004/09/25 @ 02:12
コメント: YAMANE, Shinji [訪問者]
たしかに反動に対する反動はストレートになるという意味ではESRはまっとうなのだが,どうもコメントを見るとESRの口調を真似たところなど「本当の反動」だと思われているふしがある.読者に対する効果という点では成功していないのでは.

社会的責任の話は,もうアメリカでIEEE Pressなどから教科書になって出ているのだが,ちゃんと紹介する必要があるな.私もまとまったものを書きます.


Permalink永続的リンク 2004/09/25 @ 15:48

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