「文部科学省行政文書ファイル管理システム」の実態

2005/09/10

Permalink 06:55:38, 著者: Nobuo Sakiyama Email , 548 回閲覧   Japanese (JP)
カテゴリ: 政治, 検閲

「文部科学省行政文書ファイル管理システム」の実態

最近、blogを放置していたのでリハビリがてらのエントリ。

小島さんによると、 文部科学省が「公共端末へのフィルタリングソフトの導入について」なる依頼文書を出したらしい。まだ内容が分からないが、龍谷大学という私立大学に出されている文書であることを考えると、内容によっては公権力による言論の自由への干渉ともなりうるような気がする。が、とりあえず内容が分からないことには論評しようがない。

少なくとも、この依頼文書は行政文書であろうことには間違いないだろう。ならば、情報公開法で開示請求をすることができる。ただ、開示請求にあたっては文書を特定しなければならず、依頼文書のタイトル程度だと文書の特定性に欠ける可能性がある。ここで出て来るのが、行政文書ファイル管理システムだ(リンク先は文部科学省のもの)。これで特定できれば、間違いはない(ただし、「ファイル」にまとめられていないものも開示請求の対象とすることはもちろんできる)。そこで、とりあえず検索してみたが、該当するものはない。「公共端末」や「フィルタリング」のみではなく、例えば「有害情報」といったキーワードでも検索にひっかかる文書が存在しない。

そこで、これは何かおかしい、と思ったので、2004年1月以降作成のファイルを全て検索してみた。すると1件を除いて、全て「2004年4月1日作成」となり、これが160件もある。そして、2004年作成のものは全てその日付だ。もしかしたら、年度の最初に全ての文書を作成してしまうのが文部科学省の仕事のやりかたなのかもしれないなぁ、と思ったのだが、「登録(著作権)H16(4月〜9月)」というファイルも2004年4月1日作成だ。「平成16年度死亡叙位叙勲」というファイルが65番まであるのだが、これも2004年4月1日作成だ。そして、2005年度のファイルはひとつもない。161件目のファイルは「大隈重信候誕生地記念会(変更届)S25年度」というファイルで、2013年04月01日作成となっている。文部科学省はいつのまにかタイムマシンを発明したのだろうか?

とりあえず、情報公開請求にまじめに対応するつもりがないのだなということはわかった。さて、どうしようか。

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