10日ほど前になるが、 「ICタグで子どもの交通事故防止」という記事が出ていた(NTTデータのプレスリリース)。内容としては、以前の実験を発展させたもののようだ。
前回の実験では、300MHz帯のICタグが用いられていた。おそらくはTOHTOKUのMEGRASをベースにしたものだったと思われる。今度は2.4GHz帯802.11b無線LANということで、ICタグの写真からするとAeroScout社のものだ。
前回のシステムは、技術的には誰でも子どもを追跡できた、とはいえ、必要な機器を入手するのはそれなりに障壁があったという気もする。しかし、今回は、802.11b ということで、受信機器はパソコンショップにでもいけばいくらでも買うことが出来る。調達コストを下げることができる、というのは、システムの正規利用者にとってのみの話ではなくて、悪意をもった人々を含む全ての人にとってのことであったりするわけだ。Wifiを利用した位置特定システムは、AeroScout社のみが提供しているわけではなくて他の方式のものがいくつかあり、また、フリーソフトウェアのものもあるようだ。厳密な位置特定ではなくて、方向を示す程度のものであれば、基地局1つでも可能で、そういうソフトウェアも存在している。さらに、これは上位プロトコルに依存するが、偽のタグを容易に作ることができる可能性も公開資料のみからは否定できない。
なお、今回は実験エリアがプレスリリースで公開されている。
先週の11月19日、20日と、情報通信政策研究会議(ICPC)という会合に行ってきました。非常にこじんまりとした手弁当な会合で、詳細は庄司昌彦さんとか前村昌紀さんのエントリを参照。2004年の準備会合と最初の会合、そして(途中、一回日帰り版のを欠席して)今回と参加してます。今回も興味深い内容が多くて良かった。
それでもって、参加者はなるべく発表する、という感じでやっているところなので、会議の参加者構成を考えるとどうかな、とは思ったのですが、とりあえず持ちネタということで 、先日の警視庁のフィルタリングソフト会社への依頼についての情報公開請求をベースにやってみました。『「ネット上における違法・有害情報対策」をめぐる透明性の問題について』というものです(リンク先はPDF)。まだ深く調査してないので、あまりアカデミックな感じにはならなかったけど、関心は持ってもらえたかな、と。
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