前のエントリの話から続きの話をする前に、Yahoo! Japanとユニセフ協会に緊急に連絡したほうがいい件に気づいてしまったので連絡してみるよ。以下、その内容。
日本ユニセフ協会担当者御中
今般の「子どもポルノ問題に関する緊急要望書」の件に関連しまして、緊急にお伝えしたいことがありましてご連絡差し上げる次第です。
緊急要望書の求める法規制強化などについて、私個人としては賛成できませんが、要望書の(1)にある「子どもに対する性的虐待を性目的で描写した写真、動画、漫画、アニメーションなどを製造、譲渡、貸与、広告・宣伝する行為に反対します。」という内容について、(3)にあるように自主規制として対応する、ということについては、自由な社会においてそのような取り組みを行う意思を持つものが自主規制するという限りにおいては、とくに反対するところではありません。
そのような前提で今回のユニセフ協会特集ページ http://www.unicef.or.jp/special/0705/index.html をみて、この点について重大な問題があることに気がつきました。
それは、『「子どもポルノ」の現状についてYahoo!でも特集されています』というバナーです。そのバナーをクリックすると、Yahoo!JAPAN セキュリティ特集 2008春 http://special.security.yahoo.co.jp/ というページであることは当然ご存じだと思いますが、問題は、そこの「子どもが危ない 性暴力の被害現場の画像を世界中にばらまかれる少女たち」というページです。1ページ目 http://special.security.yahoo.co.jp/stpchpor/1/index.html に、特定の児童ポルノのシリーズのタイトルがあり、次のページ http://special.security.yahoo.co.jp/stpchpor/2/index.html の終わりに、もう2つの児童ポルノのシリーズのタイトルがあります。
堂々と頒布することが許されない違法な児童ポルノタイトルに人がインターネットでたどり着くのには、検索サイトでの検索が有効に働きます。特定の児童ポルノタイトルは、検索に資するキーワードとなります。つまり、児童ポルノのタイトルを明記することは、児童ポルノを「広告・宣伝する行為」になりえるという問題があります。1ページ目のシリーズ名については、あまりにも広く報道され、警察庁の研究会の公開議事録にも記載されるほどなので、このページの内容が必ずしも児童ポルノへのアクセスの増加に実質的な意味で資するとは言い難いかもしれません。しかし、2ページ目のシリーズ名2つは、1ページ目のものに比べれば一般の認知度は低いもののはずです。従って、当該ページの内容が児童ポルノへのアクセスの増加に実質的に資する可能性があります。
問題の記事は、そもそも月刊総合誌で報道されたものの転載ですが、さまざまな問題について扱った紙の雑誌でのタイトル記載と、「子どもポルノ問題」を特集するサイトでのタイトル記載では、インパクトが全く異なるもので、これは重大な問題ではないかと考えます。ユニセフ協会サイトからのバナーの除去、あるいは、ヤフーのサイトでの記事の修正や差し替えを検討したほうがよろしいのではないでしょうか。
なお、本件について、ヤフー株式会社の担当部署への送付もよろしくお願いします。ヤフーのサイトの問い合わせフォームでは、うまく送れませんでした。
追記: 日本ユニセフ協会からは何の返答もなく、ヤフーのサイトにも変化が無かったので、内容を簡略化して、問い合わせフォームで送信不能だった原因と考えられる本文でのURL記載をすべてやめて、あらためてヤフーのサイトの問い合わせフォームで連絡した。
http://blog.sakichan.org/htsrv/trackback.php/ada00b2d90a1ba8ccc179487fa78d726da3374298d8ceaccd6e430c8bb8f4afa
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