Googleマップのストリートビュー機能が日本でも有効になってあちこちで論議を呼んでいるのだが、これには実にやっかいな問題があることに気づいた。
ここで言う問題は、すでに多くの議論の対象となっている「何が映っているか」ではない。逆の話だ。ストリートビュー機能を有効にしたGoogleマップでは、ストリートビュー写真が用意されている道路は青く表示されてそれとわかるようになっている。逆にいえば、ストリートビューのないところも分かる。
オプトアウトを要求した場合にどう変化するかまでは確認していないが、東京都では、大田区の大半のような大きな空白地帯のほかにも生活道路的な道に入り込んでいない場所も多い。例えば、吉原や山谷の一部もそうだし、大久保・百人町もそういう部分が多い。湯島駅の近辺も粗め。根津・千駄木あたりは単に道が細いところを通っていないような気もするが、高木さんの挙げた目白の事例では、かなり細い道まで入り込んでいるから、単純に道路の幅の問題ともいえないだろう。東京以外では、有名な大規模被差別部落(ここは地域団体がドメインとってWebサイトまで持っているが一応都市名も含めて実名は避ける)についてストリートビューが外周以外はあまりないなどが分かる。もっとも、この都市の空白地帯はそれ以外にも多いし、また、2ちゃんねるの人権問題板などをみると、被差別部落だからといってGoogleがストリートビューを避けているという因果関係もないようだ。ただ、その地域のおおよその所在を知っていれば地図の上で可視化されてくるという要素はある。
今のところ、Googleマップのストリートビューは「不完全」なので、空白地帯であるということだけをもって特別な意味は見出しにくいが、今後カバー率が上がっていくと、Google側で避けたか、あるいは住民などがオプトアウトの要求を出したか、そういう道だけがストリートビュー空白地帯として浮かび上がってくることになる。これって、どうなんだろうなぁ。
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