えがちゃんこと永上裕之氏が非モテSNSというのを作って告知しているのだけれども、これって違法サイトじゃね?
「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」、いわゆる出会い系サイト規制法というのがあって、出会い系サイトの事業や利用法について規制されている。このほど法改正と施行規則改正で大幅な規制強化が行われて、届出義務化とか年齢確認の強化とかが、12月から順次始まる。警察庁のサイトに詳しい説明がある。年齢確認の強化で免許証の写しなどの送付(メールでいいし、パブコメでツッコミが入って施行規則上は本人を特定する部分は塗りつぶすなどしてもいいが、事業者の決めるルールはまた別)を求めるレベルの厳密な確認を求めるというのは、まさに永上氏のような(ワナビーかもしれないが)スタートアップのレベルの事業者にとっての大きな参入障壁となるような規制で、それを法律ではない所轄庁が定める「施行規則改正」でやってしまっていることには個人的には大きな疑問があるし、「インターネット異性紹介事業」の定義にひっかかりたくないコミュニティサイトは異性の出会いを求めるコミュニティが内部に形成されてきたのを知ったり知らされたりしたら検閲して潰していかない(そうしないと実態として出会い系サイトであるとみなされた時点で届出違反として違法になる上、その場合は他体は年齢確認義務にも違反しているとされるだろう)、というのも、表現の自由とかコミュニケーションの自由という観点からどうかと思う。なにしろ、「異性交際」は実際に出会うことに限定されていなくて、文字だけのメル友付き合いとかも入ってくるのだからね。ただ、最近の「子どもを守れ」の流れでは、これはもう止まらない流れ。大規模なコミュニティサイトを含むポータル事業者は最終的に折り合いをつけてのんだというし、ライブドアは、さっそく利用者に対しては、個々の出会い系サイト業者を信用しなくてもうちがかわりに認証するので大丈夫ですよ、中小事業者に対しては、うちが年齢確認するから負担小さくなりますよ、廃業しなくてもいいですよというサービスをアナウンスしてビジネスにつなげていたりする。
それはともかくだ。非モテSNSは、「非モテが集まって傷を舐めあったり、非モテな男女が出会ったりするSNS」と名乗っているのだから、コミュニティサイトに関する微妙な議論を抜きにして、出会い系サイトだ。警察庁の出会い系サイトの定義についてのガイドラインでは、SNSについて『サイト開設者がサイトの運営方針として「異性交際希望者」を対象としてサービスを提供していない限り、「インターネット異性紹介事業」には該当しません。』としているけれども、非モテSNSは直球で出会い系サイト。でも、サイトのどこにも18禁って書いてないし、捨てアドレスで登録したら幼児の年齢でも登録できちゃうよ。これは現行法でもまずいだろう。警察庁のネット規制頑張りすぎは困ったものだけれども、天然で何も考えてないでサイト作りつづけるのもどうかと思うよ。
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