前回の続き。どうやら私はどうしようもない屑を相手にしてしまったようだ。
屑曰く、
少なくとも私は希望して会社員になりました。 嫌々、やっているわけではありません。 会社に脅されているわけでもありません。
それと、勤務以外のことでどのような態度をとるかは全く関係ないこと。企業は利潤をあげることについて出資者に対する(有限会社や株式会社なら有限の)責任があり、一方で法令上の義務や(場合によっては)社会的な責務を果たさなければならないという枠のなかで事業活動を行う。一方、労働者(とあえて書く)は、日々の生活に必要な金銭を購うために企業と雇用契約を結んで被雇用者となり労働を提供する。働く中で自己実現がはかられたりすることもあるが、それはここでの議論とは関係ない。
被雇用者は給与を受け取るかわりに雇用契約とそこから参照される就業規則によって雇用者である企業との間でさまざまな義務を負う。しかし、その義務はあくまでも業務執行やそれにかかわる情報の扱いなどについてであって、私生活上に関する義務は通常はない。私生活であっても重大な非行があれば別だが、今回の議論の範囲にそのようなものは存在しない(具体的な線引きは労働法規の解説本などを参照のこと。法律を専門としない人々向けの解説書は中規模以上の書店であればしばしば多数置いてある。私は法律を専門としないので具体的な線引きの解説は行わない)。
その上で、企業における人事評価は結局のところ人間がやっているので、 法令上の義務とは別に、私生活においても会社におもねった態度をとったり、 会社にとって間接的に不利な状況がもたらされうるような活動とは距離をおいたり、 ということを習慣づけておけば、労働者本人が悪く評価される可能性を下げられると利己的に考えること自体は、不思議なことではない。しかし、そのような態度も行きすぎれば、結局のところ自分の価値基準を雇用者である企業の価値基準にひたすら追従させることが自己目的化する。このような状態こそが社畜と呼ぶべきものだろう。その心根は、教祖の言動にひたすら追従するカルト宗教の信者と基本的にはなんら変わらない。
もちろん、どのような生活態度をとろうと、それが他者危害につながらないのであればそれは本人の自由だ。しかるに、「専門家は個人の責任で情報発信するな」ではじまった彼の要求は全ての「専門家」なり「会社員」なりが守るべきものとして提案されている。そして、その後も彼は「ふつうのサラリーマンは」と嫌悪すべき隷属の精神を正常なものであるかのように喧伝し、道徳であるかのように称する。
このような彼に対して投げつける言葉はこれしかなかろう:
Ecrasez l'infâme! (「このけがらわしいものを踏みくだけ!」手塚富雄訳、岩波文庫)
http://blog.sakichan.org/htsrv/trackback.php/262404aea592a9ac4a8434ad9c383bcb0dde2c0b4173ec995a6e9a4930b3af28
araiさん、私はこの記事の内容について後悔も反省もしていないので「誠実なフォロー」のしようがないのですが...。あと、たとえばBush大統領について感情的な表現を使うblogというのは結構あるのでは?
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